◆SH2781◆タイ:取引競争法に基づく最近の摘発事例② 佐々木将平(2019/09/18)

タイ:取引競争法に基づく最近の摘発事例②

長島・大野・常松法律事務所

弁護士 佐々木 将 平

 

 前回に続き、タイの取引競争法に関する最近の摘発例を紹介する。

果物販売業者による違反事例(優越的地位の濫用)

 取引競争委員会は、2018年7月10日、チャンタブリ県における有力な果物販売業者に対して、取引競争法54条及び57条(2)の違反を認定し、排除措置命令を行った。

 同業者は、ロンガンの売買において、ロンガンのサプライヤーとの間で以下の行為を行っていた。

  1. ・ サプライヤーからの購入価格を非常に安い価格に設定。
  2. ・ サプライヤーに対して、他の購入者との接触を禁止するとともに、接触した場合にはデポジットの3倍の額のペナルティが課していた。
  3. ・ サプライヤーがデポジットの返還を求めることのできる日や解約権について明記せず。

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(ささき・しょうへい)

長島・大野・常松法律事務所バンコクオフィス代表。2005年東京大学法学部卒業。2011年 University of Southern California Gould School of Law 卒業(LL.M.)。2011年9月からの約2年半にわたるサイアムプレミアインターナショナル法律事務所(バンコク)への出向経験を生かし、日本企業のタイ進出及びM&Aのサポートのほか、在タイ日系企業の企業法務全般にわたる支援を行っている。タイの周辺国における投資案件に関する助言も手掛けている。

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