◆SH2780◆日産自動車、ゴーン元会長らの不正行為を巡り社内調査結果の概要を公表――西川社長は代表執行役CEO職を辞任、SARは来年度から付与廃止へ (2019/09/18)

日産自動車、ゴーン元会長らの不正行為を巡り社内調査結果の概要を公表

――西川社長は代表執行役CEO職を辞任、SARは来年度から付与廃止へ――

 

 日産自動車は9月9日、同日開催した取締役会において監査委員会からカルロス・ゴーン元会長らの不正行為に関する社内調査の報告を受けたとし、その概要を公表した。また同日の発表では、同社代表執行役社長兼最高経営責任者(CEO)である西川廣人氏の代表執行役CEO職からの辞任を明らかにするとともに、西川氏にも絡む不正受給問題としてその取扱いが焦点となった役員報酬「株価連動型インセンティブ受領権(SAR)」について来年度からの付与を廃止することを同日開催の報酬委員会で決定したと発表した。

 ゴーン元会長およびグレッグ・ケリー元代表取締役に関しては、すでに4月8日に開かれた臨時株主総会において両氏の取締役職を解任しているところであるが(SH2489 日産自動車が臨時株主総会で前会長らの取締役職を解任、ルノー会長を取締役に選任 (2019/04/18)既報)、今般、その概要が発表された社内調査は昨年10月から外部法律事務所と連携して行ってきたとされる。諸事情から概要のみの公表となった調査結果によると、当該調査を通じて監査委員会が認定した不正行為として、次の5項目が掲げられた(以下、原文ママとする)。A) カルロス ゴーン元代表取締役会長の取締役報酬開示義務違反、B) 役員退職慰労金打切り支給としてゴーンに支給される可能性のある金額の不正操作、C) ケリーの取締役報酬開示義務違反、D) ゴーンの会社資産の私的流用等、E) 販売代理店に対する奨励金支払いに関する不適切な行為。

 また「その他」として「社内調査を通じ、ゴーン、ケリーその他の役員への株価連動型インセンティブ受領権(SAR)の行使により支払われる報酬の不正な加算について確認された事実経過」を公表するなかで、ゴーン氏・ケリー氏と並び、西川氏を始めとする他の取締役・執行役員によるSAR行使についても言及し、複数の「不正な支払いがなされていたことが確認された」と表明。

続きはこちらから

〈関連リンク〉



メールで情報をお届けします
(毎週火曜日・金曜日)

サイト内検索