◆SH2026◆グローバル・ガバナンス/コンプライアンスの重要性(2) 中山達樹(2018/08/09)

グローバル・ガバナンス/コンプライアンスの重要性(2)

中山国際法律事務所

弁護士 中 山 達 樹

 

3   WHAT ~ 現地にカスタマイズ

 グローバル・ガバナンス・コンプライアンスの見地から、何を(What)海外拠点に導入すべきか、について補足する。

 日本本社(特に法務部等の管理部)が考えるほど、現地スタッフの知的理解力は高くない。例えば、新興国のタクシー運転手の大半は、地図を読めない。日本企業の海外拠点スタッフの知的レベルも、過度に期待できない。それゆえ、ガイドラインやマニュアルが難しかったり長かったりすれば、現地スタッフに十分は理解されない。「中学生にも分かるように、分かりやすく」ガイドライン等を作成するくらいで、ちょうどいいレベル感になることが多い。

 また、日本人の書いた英語は、現地スタッフに通じにくいこともある。また、贈賄規程・マニュアル等において、上長の決裁が必要となる金額など、現地の実務に応じた内容にカスタマイズすべき場合もある。現地弁護士にレビューさせるコスト負担は覚悟すべきであろう。

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(なかやま・たつき)

2005年第一東京弁護士会登録(58期)。2007年に三宅・山崎法律事務所に入所、同事務所パートナーを経て、2015年8月中山国際法律事務所を開設(代表弁護士)。公認不正検査士、一般社団法人グローバルチャレンジ代表理事。『アジア労働法の実務Q&A』(商事法務、2011年)ほか著書多数。

 




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