◆SH1978◆コンプライアンス経営とCSR経営の組織論的考察(89)―スポーツ組織のコンプライアンス⑦ 岩倉秀雄(2018/07/20)

コンプライアンス経営とCSR経営の組織論的考察(89)

―スポーツ組織のコンプライアンス⑦―

経営倫理実践研究センターフェロー

岩 倉 秀 雄

 

 前回は、スポーツ組織のガバナンス改革の方向について述べた。

 スポーツ組織は、社会的影響力が大きく公的性格も強いが、不正のトライアングルに遭遇しやすく、マイナスの組織文化も発生しやすいので、①独立理事選任の義務付け、②役員・監督・コーチ・代表選手の選考基準の明確化と厳正な運用、③競技団体にコンプライアンス担当部署と担当理事の設置を義務付ける、④教育・研修を徹底する、⑤成功例から学ぶ、⑥相談窓口を設定し公正に運営する等、ガバナンス強化の取組みが必要である。

 今回は、前回に続いてガバナンス強化の取組みを考察する。

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(いわくら・ひでお)

経営倫理実践研究センターフェロー、日本経営倫理士協会主任フェロー研究員。

1976年北海道大学農学部卒、全国酪農業協同組合連合会(全酪連)に入会し、全酪連乳業統合準備室長兼日本ミルクコミュニティ(株)設立準備委員会事務局次長、日本ミルクコミュニティ初代コンプライアンス部長。雪印メグミルク(株)社史編纂室で、『日本ミルクコミュニティ史』と『雪印乳業史第7巻』を編纂(共著)し、2016年10月よりCSR部に異動。

青山学院大学大学院修士課程修了、雪印メグミルク(株)時代に、一橋大学大学院国際企業戦略研究科経営法務コース博士後期課程を単位取得退学。

なお、業務の傍ら、トライアスロンの草創期にハワイ等のアイアンマンレースを3回完走した。