◆SH1939◆実学・企業法務(第151回)法務目線の業界探訪〔Ⅲ〕自動車 齋藤憲道(2018/07/02)

実学・企業法務(第151回)

法務目線の業界探訪〔Ⅲ〕自動車

同志社大学法学部

企業法務教育スーパーバイザー

齋 藤 憲 道

 

〔Ⅲ〕自動車

7. 自動車の事故・事件  三菱自動車工業(以下、「M」という)の2つの事例

〔例1〕 リコール隠し

3. 社員2名の「業務上過失致死傷罪」を認定した最高裁判決[1]

〔要旨〕

 M製ハブの開発にあたり客観的な強度が確かめられていなかったこと、ハブの輪切り破損事故が続発していたこと、他の現実的な原因を考え難いこと等から、「中国JRバス事故」の処理の時点で、ハブには強度不足があり、かつ、その強度不足により2002年1月の事故のような人身事故が生ずるおそれがあった。

 これを予見することは、X(Mの品質保証部門の部長)又はY(Mの品質保証部門の担当グループ長。バスのボデー・シャシーを担当。)の両名にとって十分可能であった。

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(さいとう・のりみち)

1971年東京大学法学部卒業。同年松下電器産業㈱に入社し、営業、経理、経営企画、法務の業務を担当。松下電子部品㈱経営企画室長、松下電器産業㈱法務本部法務部長、JVC・ケンウッド・ホールディングス㈱監査役等を経て、2009年パナソニック㈱を退職。損害保険ジャパン日本興亜㈱ 業務品質・コンプライアンス委員会委員長を歴任。

また、内閣府消費者委員会委員(2015年秋退任)、消費者安全調査委員会臨時委員(現)、製品事故判定第三者委員会合同会議議長(現。消費者庁と経済産業省合同)、国民生活センター紛争解決委員会委員(現)、経済産業省産業構造審議会臨時委員、神戸市公正職務審査会委員(現)

 




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