◆SH1875◆チェックアンドバランスが機能するコーポレートガバナンス(4) 饗庭靖之(2018/05/31)

チェックアンドバランスが機能するコーポレートガバナンス(4)

首都東京法律事務所

弁護士 饗 庭 靖 之

 

5 取締役会の存在意義

 株式会社の執行機関とされている取締役会によるコーポレートガバナンスを機能させることを検討する。

 そのためにまず、株式会社が執行機関を取締役会とすることの必要性を明らかにする。

 日本を含めて世界的に成立している株式会社において、会社の業務執行を決定する「経営機能」と代表取締役など業務執行者の業務執行を「監督する機能」を併せ有する機関として取締役会を設置することが、株式会社の原則とされているが、それは、株式会社が有限責任の資本制度をとっているからだと考えられる。

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(あえば・やすゆき)

1956年東京生まれ。1975年東京教育大学付属駒場高校卒業・東京大学法学部入学、1979年農林水産省入省、1988年厚生省出向、1991年在加日本大使館出向、1996年農林水産省退官・司法研修所入所(第50期)。1998年光和総合法律事務所入所、2013年末退所。
2005年首都大学東京法科大学院教授(民法、倒産法、環境法等担当)、現在に至る。
2014年1月、首都東京法律事務所を設立。現在首都東京法律事務所代表。

論文:
「生命保険における資産運用成果の契約者への還元について」NBL1110号(2017)、No1112(2017)、「社会保険制度についての提言」法学会雑誌 (首都大学東京都市教養学部法学系発行)第58巻第2号(2018)

 




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