◆SH1764◆企業法務フロンティア「契約英語の基礎」(3) 原 秋彦(2018/04/11)

企業法務フロンティア
契約英語の基礎(3)

日比谷パーク法律事務所

弁護士 原   秋 彦

 

6. 権利・義務の表現

6. 1. 権利(right; entitlement)の表現

  • shall have the right to do something, except as otherwise expressly provided herein(本書において明示的に別段の規定がある場合を除いて、何かをする権利を有するものとする)

 契約書における助動詞「shall」の用例は<義務的なニュアンス>を出すものと説明されることが多いようであるが、このように権利があることを示す条項においても用いられることから分るように、権利・義務について命令的、定言的に表示する用例であって、和訳語としての「……ものとする」は、そうしたニュアンスを表出しようとする和訳。

  • shall be entitled to do something, notwithstanding anything to the contrary as set forth herein(本書において規定されたいかなる別段の定めにも関わらず、何かをする権利を有するものとする)
     
  • may [shall be permitted to; allowed to] do something (何かをすることが許容される)

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(はら・あきひこ)

佐賀県生まれ。1978年東大法学部卒。1980年弁護士登録(第二東京弁護士会)。1984年米国コロンビア・ロースクール修士号取得。1985年ニューヨーク州弁護士登録。現在日比谷パーク法律事務所パートナー弁護士。2002年FIFAワールドカップの日本招致委員会及び組織委員会の法律顧問、日本サッカー協会監査コンプライアンス委員長を務めたほか、現在、スイス国ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所(CAS)仲裁人等を務める。『ビジネス契約書の起案・検討のしかた』、『ビジネス法務基本用語和英辞典』、『ビジネス法務英文用語集』、『法律実務家が知っておきたい作法』(以上、商事法務)。

 

日比谷パーク法律事務所 http://www.hibiyapark.net/

所属する弁護士がそれぞれコーポレートガバナンス等の会社法、M&A、特許法・著作権法等の知的財産権法、ファイナンス法、スポーツ法、システム開発を含むデジタル法、紛争処理などの得意分野に精通し、各分野のトップランナーとして「少数精鋭」と呼ばれるにふさわしいリーガル・サービスを提供するブティック型ファーム。

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