◆SH1759◆企業法務フロンティア「契約英語の基礎」(2) 原 秋彦(2018/04/10)

企業法務フロンティア
契約英語の基礎(2)

日比谷パーク法律事務所

弁護士 原   秋 彦

 

4. 複合副詞や複合関係副詞の多用

4. 1. 複合副詞(前置詞とhere/ thereとの組み合わせの副詞)

  • hereto/ thereto(=to this/ to that):

 「hereto」は「to this Agreement/ Article/ Paragraph/ document」の意味。また、「thereto」は「to that Agreement/ Article/ Paragraph/ document」の意味。例として、「the parties hereto」(本書当事者ら)、「Appendix ( Addendum; Exhibit) B attached thereto」(当該文書に添付された付属書B)。

  • herein/ therein(=in this/ in that)
     
  • hereunder/ thereunder (=under this/ under that)

 例として、「the defined terms herein」(本書における定義された用語)、「the provisions thereunder」(それに基づく規定)。文書全体を指しているのか当該箇所を指しているのかが曖昧な場合には、「herein/hereunder」ではなく「in this Agreement/ under this Agreement」というように、スペルアウトすることが多い。

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(はら・あきひこ)

佐賀県生まれ。1978年東大法学部卒。1980年弁護士登録(第二東京弁護士会)。1984年米国コロンビア・ロースクール修士号取得。1985年ニューヨーク州弁護士登録。現在日比谷パーク法律事務所パートナー弁護士。2002年FIFAワールドカップの日本招致委員会及び組織委員会の法律顧問、日本サッカー協会監査コンプライアンス委員長を務めたほか、現在、スイス国ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所(CAS)仲裁人等を務める。『ビジネス契約書の起案・検討のしかた』、『ビジネス法務基本用語和英辞典』、『ビジネス法務英文用語集』、『法律実務家が知っておきたい作法』(以上、商事法務)。

 

日比谷パーク法律事務所 http://www.hibiyapark.net/

所属する弁護士がそれぞれコーポレートガバナンス等の会社法、M&A、特許法・著作権法等の知的財産権法、ファイナンス法、スポーツ法、システム開発を含むデジタル法、紛争処理などの得意分野に精通し、各分野のトップランナーとして「少数精鋭」と呼ばれるにふさわしいリーガル・サービスを提供するブティック型ファーム。

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