◆SH1734◆ベトナム:【Q&A】無効な労働契約 澤山啓伍(2018/03/30)

ベトナム:【Q&A】無効な労働契約

長島・大野・常松法律事務所

 

弁護士 澤 山 啓 伍

 

  1. Q. 先週、管轄の労働局の監査があり、当社が使っている労働契約のある条項が、労働者が労働組合に参加することを制限しているあるため、この労働契約はその全体が無効であるという指摘を受けました。当社としては、その条項は労働組合への参加を制限する趣旨ではないと考えているのですが、どうすればいいでしょうか?
     
  2. A. 労働者の労働組合への参加を制限する規定が含まれる労働契約は、その全部が無効であるとされています(労働法第50条1項)。しかし、労働契約が無効であるかどうかは労働局ではなく、裁判所が判断することになります。仮にその労働契約が無効であると裁判所が判断した場合には、雇用者は、その判決を受けてから3営業日以内に新たな労働契約を締結し直す必要があります。以下、詳しくご説明します。

 

1. 無効な労働契約

 現行規定上、以下の場合に該当する労働契約は、その全部が無効であるとされています(労働法第50条1項)。

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(さわやま・けいご)

2004年 東京大学法学部卒業。 2005年 弁護士登録(第一東京弁護士会)。 2011年 Harvard Law School卒業(LL.M.)。 2011年~2014年3月 アレンズ法律事務所ハノイオフィスに出向。 2014年5月~2015年3月 長島・大野・常松法律事務所 シンガポール・オフィス勤務 2015年4月~ 長島・大野・常松法律事務所ハノイ・オフィス代表。

現在はベトナム・ハノイを拠点とし、ベトナム・フィリピンを中心とする東南アジア各国への日系企業の事業進出や現地企業の買収、既進出企業の現地でのオペレーションに伴う法務アドバイスを行っている。

長島・大野・常松法律事務所 http://www.noandt.com/

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