◆SH0061◆シンガポール:「SICC」構想 青木 大(2014/08/20)

シンガポール:「SICC」構想

長島・大野・常松法律事務所

弁護士 青 木   大

 2014年6月6日、シンガポール国際仲裁センター(SIAC)の年次総会的イベントである「SIAC Congress 2014」が、多数の各国仲裁実務家を集めて開催された。シンガポール外相兼法相の基調講演で始まった同会議の、特にその前半において話題の中心となったのは「SICC」構想であった。

 「SICC」と聞いてシンガポールの駐在員がまず最初に思い浮かべるのはゴルフ場かもしれないが、ここでいう「SICC」とは「Singapore International Commercial Court」(シンガポール国際商事裁判所)のことである。

 SICC構想は2013年初頭にSundaresh Menon最高裁長官により提唱された、国家の枠組みを超えた商事分野に関する裁判所の設立構想である。シンガポールは国際仲裁の分野において近年成功を収めてきたが、アジアにおける紛争解決ハブとしての立場をさらに確立するための目玉政策としてSICC構想は位置づけられているようである。

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(あおき・ひろき)

6年間の官庁勤務を経て、2007年長島・大野・常松法律事務所入所。入所後は国際的な紛争解決(国内外における訴訟・仲裁等)を中心的なプラクティスとしながら、不祥事案件、雇用問題、消費者対応、その他一般企業法務に広く携わる。2013年8月から2014年7月までシンガポールのOon & Bazul法律事務所に出向し、国際仲裁案件等に従事。

2000年東京大学法学部、2004年ミシガン大学ロースクール(LL.M.)卒業。

長島・大野・常松法律事務所 http://www.noandt.com/

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