◆SH1647◆フィリピン:企業結合規制に関する新ルール(上) 澤山啓伍(2018/02/16)

フィリピン:企業結合規制に関する新ルール(上)

長島・大野・常松法律事務所

弁護士 澤 山 啓 伍

 

 フィリピンでは、長らく個別法でのカルテル禁止などの規定はあったものの、包括的な競争法(日本での独占禁止法に相当する法律)が存在していなかった。これには、国内の財閥の政治力の強さなどが背景にあったと言われていた。しかし、ASEAN加盟国が2015年までにASEANが採択した競争政策についてのガイドラインに沿った法制度の整備を目指す中、フィリピンにおいても競争法の整備が求められ、2015年7月21日に至って、当時のアキノ大統領がフィリピン競争法(Republic Act No. 10667, Philippine Competition Act)に署名し、同法が成立、同年8月8日に施行された。また、翌年6月18日には、競争法施行規則(The Implementing Rules and Regulations of the Philippine Competition Act)(以下「施行規則」という。)が施行された。

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(さわやま・けいご)

2004年 東京大学法学部卒業。 2005年 弁護士登録(第一東京弁護士会)。 2011年 Harvard Law School卒業(LL.M.)。 2011年~2014年3月 アレンズ法律事務所ハノイオフィスに出向。 2014年5月~2015年3月 長島・大野・常松法律事務所 シンガポール・オフィス勤務 2015年4月~ 長島・大野・常松法律事務所ハノイ・オフィス代表。

現在はベトナム・ハノイを拠点とし、ベトナム・フィリピンを中心とする東南アジア各国への日系企業の事業進出や現地企業の買収、既進出企業の現地でのオペレーションに伴う法務アドバイスを行っている。

長島・大野・常松法律事務所 http://www.noandt.com/

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