◆SH1579◆マレーシア・シンガポール:東南アジアにおけるクロスボーダーPPPプロジェクト 松本岳人(2018/01/12)

マレーシア・シンガポール:東南アジアにおけるクロスボーダーPPPプロジェクト

~クアラルンプール・シンガポール高速鉄道プロジェクトスキームの分析~

長島・大野・常松法律事務所

弁護士 松 本 岳 人

 

 2017年12月20日、マレーシアの首都クアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道(Kuala Lumpur-Singapore High-Speed Rail。以下「HSR」という。)計画の主要事業である線路の建築や車両の提供などを担う資産保有会社に関するPPP(Public Private Partnership)事業の入札手続の開始が公表された。報道によれば、中国、韓国、欧州などの企業連合の参加が見込まれており、日本からも鉄道会社、商社、重工企業などを中心としたコンソーシアムによる参加が見込まれている。東南アジアにおけるクロスボーダーの高速鉄道建設としては初の国際的な入札ということもあり、その実施方法に注目が集まっていることから、本稿ではHSRプロジェクトのスキームについて紹介することとする。

 

1. プロジェクトの関係当事者

 HSRプロジェクトの関係当事者としては、大きく①事業全体の実施主体であるインフラ会社(以下「InfraCo」という。)、②鉄道資産の保有会社(以下「AssetsCo」という。)及び③鉄道の運営会社(以下「OpCo」という。)の三種類に分類される。

続きはこちらから

この他のアジア法務情報はこちらから

 

(まつもと・たけひと)

2005年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。2007年慶應義塾大学大学院法務研究科修了。2008年に長島・大野・常松法律事務所に入所後、官庁及び民間企業への出向並びに米国留学を経て、現在はシンガポールを拠点とし、主に東南アジア地域におけるJV案件、M&A案件、不動産開発案件その他種々の企業法務に関するアドバイスを行っている。

長島・大野・常松法律事務所 http://www.noandt.com/

長島・大野・常松法律事務所は、弁護士約400名が所属する日本有数の総合法律事務所です。企業法務におけるあらゆる分野に対応できるワンストップファームとして、国内案件及び国際案件の双方に豊富な経験と実績を有しています。

東京オフィスにおいてアジア法務を取り扱う「中国プラクティスグループ(CPG)」及び「アジアプラクティスグループ(APG)」、並びにアジアプラクティスの現地拠点であるシンガポール・オフィス、バンコク・オフィス、ホーチミン・オフィス、ハノイ・オフィス、上海オフィス、ジャカルタ・デスク及びアジアの他の主要な都市に駐在する当事務所の日本人弁護士が緊密な連携を図り、更に現地の有力な法律事務所との提携・人的交流を含めた長年の協力関係も活かして、日本企業によるアジア地域への進出や業務展開を効率的に支援する体制を整えております。

詳しくは、こちらをご覧ください。

 



メールで情報をお届けします
(毎週火曜日・金曜日)

サイト内検索

アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業
アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業

西村あさひ法律事務所セミナー
西村あさひ法律事務所
TMI総合法律事務所
森・濱田松本法律事務所
長島・大野・常松法律事務所