◆SH1652◆債権法改正後の民法の未来7 債権者代位権(1) 髙尾慎一郎(2018/02/19)

債権法改正後の民法の未来 7
債権者代位権(1)

--事実上の優先弁済--

梅田中央法律事務所

弁護士 髙 尾 慎一郎

 

Ⅰ 最終の提案内容(中間試案)

  1.  「3 代位行使の方法等
  2.   (1) 債権者は,前記1の代位行使をする場合において,その代位行使に係る権利が金銭その他の物の引渡しを求めるものであるときは,その物を自己に対して引き渡すことを求めることができるものとする。この場合において,相手方が債権者に対して金銭その他の物を引き渡したときは,代位行使に係る権利は,これによって消滅するものとする。
  3.   (2) 上記(1)により相手方が債権者に対して金銭その他の物を引き渡したときは,債権者は,その金銭その他の物を債務者に対して返還しなければならないものとする。この場合において,債権者は,その返還に係る債務を受働債権とする相殺をすることができないものとする。
  4.   (注1) 上記(1)については,代位債権者による直接の引渡請求を認めない旨の規定を設けるという考え方がある。
  5.   (注2) 上記(2)については,規定を設けない(相殺を禁止しない)という考え方がある。」

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(たかお・しんいちろう)

髙尾慎一郎(梅田中央法律事務所)

2003年大阪大学法学部卒業、2004年弁護士登録(57期)。民法改正には、2008年、大阪弁護士会に民法改正対応プロジェクトチームが設置された当初から関与し、主に債権者代位権を担当する。

【主な著書】『新訂貸出管理回収手続双書 仮差押え~仮処分・仮登記を命ずる処分~』(金融財政事情研究会)(共著)、「大学における課外活動中の事故と大学の損害賠償責任」『弁護士実務研究:藤井伊久雄弁護士還暦記念論集』(日本評論社)、『実務解説 民法改正』(民事法研究会)(共著)、『Before/After 民法改正』(弘文堂)(共著)

 




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