◆SH1508◆コンプライアンス経営とCSR経営の組織論的考察(27)―合併組織のコンプライアンス課題の整理 岩倉秀雄(2017/11/21)

コンプライアンス経営とCSR経営の組織論的考察(27)

合併組織のコンプライアンス課題の整理

経営倫理実践研究センターフェロー

岩 倉 秀 雄

 

 前回は、組織間関係論に基づき、合併組織の親会社のガバナンスについて、筆者の親会社のコンプライアンス部長、子会社の管理担当役員の経験を踏まえて考察した。

 親会社による合併子会社のコンプライアンス管理は、法に基づき様々の仕組みが作られているが、親会社内の連携不足、合併子会社の出身会社主義と利益優先圧力、マンパワーの不足等により、必ずしも有効に機能していない。親会社が合併子会社へのガバナンスを有効に発揮するためには、親会社の関係部署の連携による子会社の課題の把握と迅速な対応、高位の対境担当者・部門による影響力の行使、子会社における研修等が必要である。

 今回は、合併組織で発生しやすいコンプライアンス課題を整理する。

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(いわくら・ひでお)

経営倫理実践研究センターフェロー、日本経営倫理士協会主任フェロー研究員。

1976年北海道大学農学部卒、全国酪農業協同組合連合会(全酪連)に入会し、全酪連乳業統合準備室長兼日本ミルクコミュニティ(株)設立準備委員会事務局次長、日本ミルクコミュニティ初代コンプライアンス部長。雪印メグミルク(株)社史編纂室で、『日本ミルクコミュニティ史』と『雪印乳業史第7巻』を編纂(共著)し、2016年10月よりCSR部に異動。

青山学院大学大学院修士課程修了、雪印メグミルク(株)時代に、一橋大学大学院国際企業戦略研究科経営法務コース博士後期課程を単位取得退学。

なお、業務の傍ら、トライアスロンの草創期にハワイ等のアイアンマンレースを3回完走した。

 



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