◆SH1502◆コンプライアンス経営とCSR経営の組織論的考察(26)―合併組織の親会社のガバナンスの発揮 岩倉秀雄(2017/11/17)

コンプライアンス経営とCSR経営の組織論的考察(26)

―合併組織の親会社のガバナンスの発揮―

経営倫理実践研究センターフェロー

岩 倉 秀 雄

 前回は、筆者の労働組合委員長時代の経験を踏まえて、合併組織における労働組合の役割について考察した。

 合併組織の労働組合は、組合員が旧組織の別々の文化を持った人々の集まりである点で、合併組織の縮図になっている。合併組織の組合執行部は、組織の結集が図りやすい経済問題に集中しがちである。しかし、合併組織はコンプライアンス違反が発生しやすくコンフリクトも顕在化しやすいので、組合は、雇用を守り働きやすい職場を確保するために、経営側と連携してコンプライアンスの組織文化への浸透・定着に積極的に取り組むべきであり、組合の上部組織はそれを支援する必要がある。

 今回は、合併組織の親会社のガバナンスの発揮について組織間関係論の視点から考察する。

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(いわくら・ひでお)

経営倫理実践研究センターフェロー、日本経営倫理士協会主任フェロー研究員。

1976年北海道大学農学部卒、全国酪農業協同組合連合会(全酪連)に入会し、全酪連乳業統合準備室長兼日本ミルクコミュニティ(株)設立準備委員会事務局次長、日本ミルクコミュニティ初代コンプライアンス部長。雪印メグミルク(株)社史編纂室で、『日本ミルクコミュニティ史』と『雪印乳業史第7巻』を編纂(共著)し、2016年10月よりCSR部に異動。

青山学院大学大学院修士課程修了、雪印メグミルク(株)時代に、一橋大学大学院国際企業戦略研究科経営法務コース博士後期課程を単位取得退学。

なお、業務の傍ら、トライアスロンの草創期にハワイ等のアイアンマンレースを3回完走した。

 



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