◆SH1479◆コンプライアンス経営とCSR経営の組織論的考察(23)―合併組織のコミュニケーション 岩倉秀雄(2017/11/07)

コンプライアンス経営とCSR経営の組織論的考察(23)

――コンプライアンス部門と内部監査部門の連携――

経営倫理実践研究センターフェロー

岩 倉 秀 雄

 

 前回は、筆者の経験を踏まえて、内部統制のツールとしてなくてはならない従業員相談窓口を正常に機能発揮させる方法について考察した。

 この仕組みは、組織がコンフリクトの原因となる問題を事前に発見し、深刻化する前に対応する方法として有効だが、その仕組みを正常に機能させるためには、コンプライアンス重視の組織文化の形成、担当役員・担当部門の人選と密接な連携、十分な調査による裏づけを得ることの重要性等を指摘した。

 今回は、統制力が有効に機能を発揮する前提となるコミュニケーションについて、管理職の役割やリーダーシップを踏まえて考察する。

 

【合併組織のコミュニケーション】

 コンフリクトの発生を調整して顕在化を抑えるためには、コミュニケーションの強化が重要であるが、これまで考察してきたとおり、合併組織では、特に組織文化の違いやメンバー同士の情報不足による誤解が生じ易いことに、留意が必要である。

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(いわくら・ひでお)

経営倫理実践研究センターフェロー、日本経営倫理士協会主任フェロー研究員。

1976年北海道大学農学部卒、全国酪農業協同組合連合会(全酪連)に入会し、全酪連乳業統合準備室長兼日本ミルクコミュニティ(株)設立準備委員会事務局次長、日本ミルクコミュニティ初代コンプライアンス部長。雪印メグミルク(株)社史編纂室で、『日本ミルクコミュニティ史』と『雪印乳業史第7巻』を編纂(共著)し、2016年10月よりCSR部に異動。

青山学院大学大学院修士課程修了、雪印メグミルク(株)時代に、一橋大学大学院国際企業戦略研究科経営法務コース博士後期課程を単位取得退学。

なお、業務の傍ら、トライアスロンの草創期にハワイ等のアイアンマンレースを3回完走した。

 



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