◆SH1268◆コンプライアンス経営とCSR経営の組織論的考察(2)-問題認識① 岩倉秀雄(2017/07/04)

コンプライアンス経営とCSR経営の組織論的考察(2)

――問題認識①――

経営倫理実践研究センターフェロー

 岩 倉 秀 雄

 

 最近、組織のコンプライアンス(倫理・法令遵守)が、また揺らいでいる。

 今世紀初頭、大・小さまざまな企業で不祥事が頻発し、コンプライアンスが社会問題として注目を浴びた。それから一定期間が経過し、コンプライアンス・CSRの担当者からは、「組織のコンプライアンス態勢は確立された。これからは本業に根ざしたSR(CSV)経営だ。」との声が聞こえるが、不祥事の発覚も相変わらず続いている。

 たとえば、先進的ガバナンス体制を評価されていた大手電機メーカーの不正会計問題、信頼回復に取り組んでいた自動車メーカーの燃費不正問題、直近では、有名大企業の子会社の海外法人の不正会計処理問題が、注目を浴びている。

 不祥事を調査した第三者委員会は、「組織風土(文化)に問題があった」と指摘するが、どうすれば組織風土(文化)を革新できるのかの提言はない。

続きはこちらから

バックナンバーはこちらから

 

(いわくら・ひでお)

経営倫理実践研究センターフェロー、日本経営倫理士協会主任フェロー研究員。

1976年北海道大学農学部卒、全国酪農業協同組合連合会(全酪連)に入会し、全酪連乳業統合準備室長兼日本ミルクコミュニティ(株)設立準備委員会事務局次長、日本ミルクコミュニティ初代コンプライアンス部長。雪印メグミルク(株)社史編纂室で、『日本ミルクコミュニティ史』と『雪印乳業史第7巻』を編纂(共著)し、2016年10月よりCSR部に異動。

青山学院大学大学院修士課程修了、雪印メグミルク(株)時代に、一橋大学大学院国際企業戦略研究科経営法務コース博士後期課程を単位取得退学。

なお、業務の傍ら、トライアスロンの草創期にハワイ等のアイアンマンレースを3回完走した。




メールで情報をお届けします
(毎週火曜日・金曜日)

サイト内検索