◆SH1166◆司法試験受験生の就活は法律事務所と企業で何が違うのか(2) 西田 章(2017/05/18)

司法試験受験生の就活は法律事務所と企業で何が違うのか(2) 

西田法律事務所・西田法務研究所代表

弁護士 西 田   章

2 エントリーシート(ES)作成

(1) 何を目標としてESを作成するのか

 エントリーシート(ES)は、自己を面接審査に進ませるべきであると訴える準備書面のようなものです。企業向けには、チームプレーに必要なコミュニケーション能力やリーダーシップがあることを主張することになり、法律事務所向けには、リサーチ力や起案力があること、または、将来の営業力を期待させる人脈を訴えることになります。

 私が就職ガイダンスでメールアドレスを伝えると、「ESを添削してください」との依頼でESを送ってきてくれる熱心な受験生がいます。その熱意には感心するのですが、ESを文章だけで添削することにはあまり意味がありません。受験生は法律事務所に提出するESに「粗相がないように」と考えます。しかし、ESの目的は、読み手である採用担当者に対して「本人に直接会って話を聞いてみたい」と思わせる「何か」を盛り込むことができるかどうかがポイントになります。よって、文章を洗練するだけでは足りないのです。

続きはこちらから

バックナンバーはこちらから

 

(にしだ・あきら)

✉ akira@nishida.me

1972年東京生まれ。1991年東京都立西高等学校卒業・早稲田大学法学部入学、1994年司法試験合格、1995年東京大学大学院法学政治学研究科修士課程(研究者養成コース)入学、1997年同修士課程修了・司法研修所入所(第51期)。

1999年長島・大野法律事務所(現在の長島・大野・常松法律事務所)入所、2002年経済産業省(経済産業政策局産業組織課 課長補佐)へ出向、2004年日本銀行(金融市場局・決済機構局 法務主幹)へ出向。

2006年長島・大野・常松法律事務所を退所し、西田法律事務所を設立、2007年有料職業紹介事業の許可を受け、西田法務研究所を設立。現在西田法律事務所・西田法務研究所代表。

著書:『弁護士の就職と転職』(商事法務、2007)




メールで情報をお届けします
(毎週火曜日・金曜日)