◆SH1116◆企業法務への道(5)―拙稿の背景に触れつつ― 丹羽繁夫(2017/04/18)

企業法務への道(5)

―拙稿の背景に触れつつ―

日本毛織株式会社

監査役 丹 羽 繁 夫

《幻の証券引受業務構想》

 「昭和46年度は、公社債市場の長い歴史にとっても正に画期的な年であった」との書出しで始まる、『直面する我が国公社債市場問題-国際比較と若干の提言』と題する報告書は、1971年11月に『内外の経済金融環境の変化に伴う公社債市場のあり方』をテーマとして審議を開始した証券取引審議会特別委員会に対して、長銀より意見提言することを目的として銀行内で組織横断的に構成された7名の証券問題プロジェクトチームにより、作成された。

 同プロジェクトチーム事務局は、証券部調査・企画担当に置かれ、私もその一員に加えられた。報告書は、翌72年4月に、長銀の内部資料としても刊行され、以下の7つのテーマで構成されていた。

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丹羽 繁夫 (日本毛織株式会社取締役)

(略歴)
1948年愛知県生まれ。1971年京都大学法学部卒業後、(株)日本長期信用銀行に入行。同行法務部長を経て、2000年コナミ(株)法務部長、2003年同社執行役員(法務・知的財産本部長)就任。2008年財団法人日本品質保証機構参与、2013年日本毛織(株)監査役、2017年同取締役就任。

 「コーポレート・ガバナンスをめぐる法律上・規制上のフレームワーク」『米国のコーポレート・ガバナンスの潮流』所収(商事法務、1995)、「インサイダー取引規制の基礎となる重要事実の発生と認定」金法1545号(1999)、「ゲームソフトの著作物性をめぐる判例の展開と考察」(半田正夫先生古稀記念論集『著作権法と民法の現代的課題』所収、法学書院、2003)、「プロ野球選手のパブリシティ権をめぐる諸問題-東京地判平18・8・1が積み残した課題」NBL858号(2007)、「『ロクラク』著作権侵害差止等請求事件控訴審判決の検討-東京高判平21.1.27」NBL935号(2010)、商事法務タイムライン(2014年10月6日)「ヤフー事件判決(東京地裁平成26年3月18日)の争点と課題」、ほか多数。 

 

 




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