◆SH1007◆実学・企業法務(第23回) 齋藤憲道(2017/02/09)

実学・企業法務(第23回)

第1章 企業の一生

同志社大学法学部

企業法務教育スーパーバイザー

齋 藤 憲 道

 

(3) 物(モノ)

3) 機械装置
 機械装置の性能は、企業の生産・販売・利益に直結する。コスト力・性能・生産能力等が競争相手より劣る機械装置を用いて生産を続けると、商品の価格・特性・品質・供給力等の面で市場競争力を失っていく。
 一般に、同一商品が大量販売され、かつ大口顧客が多い市場では、製品のコスト力・品質力・供給力の面で、材料加工工程から完成工程まで一貫して大量生産できる大型機械が有利だが、多品種・少量かつ小口顧客が多い市場では、生産品に応じて機械の設定を容易に変更できる小ロット生産対応型の小型機械の方が有利なことが多い。

  1. (参考) 大型機と小型機の使い分けは、生産以外の分野でも行われる。例えば、航空機についてみると、日本航空はジャンボ・ジェット機を多数保有していたために、全日空等の競争相手との市場競争で不利になったとされる。2010年に会社更生法の適用を申請した日本航空では、大型機の搭乗者数が採算乗客ラインを下回っていた。

 機械装置には、次の(a)~(d)の特性を備えることが求められる。

続きはこちらから

バックナンバーはこちらから

 

(さいとう・のりみち)

1971年東京大学法学部卒業。同年松下電器産業㈱に入社し、営業、経理、経営企画、法務の業務を担当。松下電子部品㈱経営企画室長、松下電器産業㈱法務本部法務部長、JVC・ケンウッド・ホールディングス㈱監査役等を経て、2009年パナソニック㈱を退職。損害保険ジャパン日本興亜㈱ 業務品質・コンプライアンス委員会委員長を歴任。

また、内閣府消費者委員会委員(2015年秋退任)、消費者安全調査委員会臨時委員(現)、製品事故判定第三者委員会合同会議議長(現。消費者庁と経済産業省合同)、国民生活センター紛争解決委員会委員(現)、経済産業省産業構造審議会臨時委員、神戸市公正職務審査会委員(現)

 

 




メールで情報をお届けします
(毎週火曜日・金曜日)

サイト内検索