◆SH3498◆中国:プラットフォームビジネス領域における独占禁止指針の概要(上) 鈴木章史(2021/02/22)

中国:プラットフォームビジネス領域における独占禁止指針の概要(上)

長島・大野・常松法律事務所

弁護士 鈴 木 章 史

 

 2021年2月7日、中国国家市場監督管理総局(以下、「市場総局」という。)は、プラットフォームビジネスにおける独占行為への監督を強化し公正な市場競争を確保することを目的とする「プラットフォームビジネス領域における独占禁止指針」(以下、「本指針」という。)を公布し、本指針は同日付けで施行された。市場総局は、2020年12月14日付けでアリババの投資会社やテンセントが最終支配者として関与する企業結合に関し届出義務の未履行を理由に関係当事者に罰金を課し、また同年12月24日には、アリババによる「二者択一」の慣行について、法令に抵触する可能性があるとして調査を開始するなど、このところプラットフォームビジネスの独占行為に対する取り締まりが立て続けに行われた。また、中央経済工作会議が発表した2021年の8大重要政策に、プラットフォーム企業による独占、データの収集・使用管理、消費者権益保護に関する法律・規範の整備が挙げられているところ、本指針は当該政策に沿うものであり、プラットフォーム内事業者や関与する事業者に対して広く適用されるため、実務界において注目を集めている。

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(すずき・あきふみ)

2005年中央大学法学部卒業。2007年慶應義塾大学法科大学院修了。2008年弁護士登録(第一東京弁護士会)。同年都内法律事務所入所。2015年北京大学法学院民商法学専攻修士課程修了。同年長島・大野・常松法律事務所入所。主に、日系企業の対中投資、中国における企業再編・撤退、危機管理・不祥事対応、中国企業の対日投資案件、その他一般企業法務を扱っている。

 

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