◆SH3438◆中国:外商投資安全審査弁法の公布(下) 川合正倫/鹿 はせる(2020/12/29)

中国:外商投資安全審査弁法の公布(下)

 

長島・大野・常松法律事務所

弁護士 川 合 正 倫
弁護士 鹿   はせる

 

(承前)

3. 審査手続

 安全審査の申請者が、国家発展改革委員会内に設置される担当部署(「工作機制弁公室」、以下「当局」という。)に対して、投資計画等必要資料を提出することで審査が開始される。当局による安全審査は一般審査及び特別審査の二段階に分類されるが(8条)、一般審査の前に、当事者が行う外商投資について安全審査の対象となるかの確認を求める手続が用意されており、当局は当事者から提出された投資計画等の資料に基づき、15営業日以内に当該投資について安全審査が必要か否かの決定を下した上で、書面で通知することとしている(7条)。一般審査が行われた上で、国家安全に影響する可能性があると判断される場合は特別審査の対象となる。具体的な手続及び審査決定は下表のとおりである。

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(かわい・まさのり)

長島・大野・常松法律事務所上海オフィス一般代表。2011年中国上海に赴任し、2012年から2014年9月まで中倫律師事務所上海オフィスに勤務。上海赴任前は、主にM&A、株主総会等のコーポレート業務に従事。上海においては、分野を問わず日系企業に関連する法律業務を広く取り扱っている。クライアントが真に求めているアドバイスを提供することが信条。

(ろく・はせる)

2006年東京大学法学部卒業。2008年東京大学法科大学院修了。2010年弁護士登録(第一東京弁護士会)。同年長島・大野・常松法律事務所入所。2017年コロンビア大学ロースクール卒業(LL.M.)。2018年から2019年まで中国大手法律事務所の中倫法律事務所(北京)に駐在し、2020年より長島・大野・常松法律事務所の東京オフィスに復帰。M&A等のコーポレート業務、競争法業務の他、在中日系企業の企業法務全般及び中国企業の対日投資に関する法務サポートを行なっている。

長島・大野・常松法律事務所 http://www.noandt.com/

長島・大野・常松法律事務所は、約500名の弁護士が所属する日本有数の総合法律事務所です。企業法務におけるあらゆる分野のリーガルサービスをワンストップで提供し、国内案件及び国際案件の双方に豊富な経験と実績を有しています。

当事務所は、東京、ニューヨーク、シンガポール、バンコク、ホーチミン、ハノイ及び上海にオフィスを構えるほか、ジャカルタに現地デスクを設け、北京にも弁護士を派遣しています。また、東京オフィス内には、日本企業によるアジア地域への進出や業務展開を支援する「アジアプラクティスグループ(APG)」及び「中国プラクティスグループ(CPG)」が組織されています。当事務所は、国内外の拠点で執務する弁護士が緊密な連携を図り、更に現地の有力な法律事務所との提携及び協力関係も活かして、特定の国・地域に限定されない総合的なリーガルサービスを提供しています。

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